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間違いない!沖縄で一番おいしい「てびち」!地元で大人気「和泉食堂」。看板がかっこよすぎて昔ながらの食堂とは思わなかった。

沖縄市にあるかっこいい看板の食堂「和泉食堂」。厨房は大忙し!大きな寸胴がいっぱい並び、その中には美味しそうな手びち、ソーキがいっぱい。地元で大人気の名店です。


■沖縄難解地名ベストテンにラインナップ。沖縄市「後原」の交差点すぐに沖縄食堂の名店があった。


 

「なんて読むんだろう??」

石川方面から国道329号線を南下していくと「後原」という看板がある交差点があります。下部にローマ字で「Kushibaru」。「くしばる」と読みます。調べてみると沖縄難解地名のベスト10に入ってます。南部、南風原(はえばる)にも「後原」という地名があるのですが、そちらは、「くしはら」と読むんだそうで、なまるかなまらないか、難しいところがあるんです。

この難解地名の交差点看板で、脳みそは”看板”というものに注目することになります。そこから、クリーニング屋さんのちょっと目立つ看板が目につき、そしてもう少し行くと右カーブを過ぎたあたり左側にコンクリートむき出しで、都会的なイメージのある看板が飛び込んできます。


最先端感満載看板。沖縄市地元で有名な老舗食堂だった「和泉食堂」。手びちが絶品すぎる!


「和泉食堂」

これは沖縄ではなかなか見ることない、革新的なデザインです。専門的には店舗設計において、正面デザインのことを「ファサード」と言います。意味はまさに正面で、東京でもここまでインパクトがあって、期待感を持たせるファサードはなかなかお目にかかりません。沖縄はRC構造の建物が多く、手入れができていないコスト削減のためだけの外壁塗装なしというものは多く見られます。しかしこの和泉食堂さんの看板は、その沖縄ならではの伝統的なRCを模すことで、古き良きという「老舗」感を出しながら、かつ、コンクリート下地をそのまま見せることで、「アーバン」つまり都会的な印象も持たせることに成功しているのです。ここまで狙っていたわけではないと思いますが、大成功の看板デザインだと思います。実は私が今回訪れたのは、この看板を通勤時いつも見ていて「かっこいいなあ~!」とほれ込むくらいデザインが秀逸だったからなのです。いつか行って見ようと時を過ごしていたのでした。

 


■てびち界の革命児、との異名は伊達じゃない!!ほぼ手びち専門店、店内を見渡すとみな手びち、煮つけ。じゃあ「てびち」食べよう!


 

いざ、店内に入るとおじいおばあがいっぱい。やさしい風がすうっと通っていく。まさに沖縄の食堂といった趣き。座席数は小上りもあり、40席くらいでしょうか、4人掛けのテーブルが10個程度あります。ちょっとお昼間の時間でしたが、ほぼ満席。厨房も大忙しの様子。大人気店です。周りを見渡すと、みな煮付けか、煮つけ、か、煮つけ。みんな煮付けじゃないか!ここのメニューは「手びちメインの煮付け」「煮付けで手びちが入っている」ものの2択のようです。

さらにちょっと厨房をのぞき込むと、そこには巨大な寸胴が4つくらい。ラーメン屋さんのスープを取るような巨大な寸胴が、ぐつぐつと湯気を立てて鎮座してます。中には手びちがいっぱい。軟骨ソーキがいっぱい。もしかしたら、種類ごとに、食材ごとに、煮方を変えているのでしょうか。すごいこだわりです。

 


■絶品とろとろ手びちをぜひ食べて!ボリュームいっぱい。お腹いっぱい。大満足!


さあ、ここから頭を悩ませます。「手びちメインの煮付け」「煮付けで手びちが入っている」どちらか?。今回は煮付けメインで、手びちをちょっとわき役に追いや津ことにしました。ごめんなさい。私は今回は煮付けを注文。お値段はまあまあ高くて、1100円くらいだったかと思います。でも大人気の手びち、楽しみです!やってきました!すごいボリュームです。卵焼きが載っていて、これからてびちまみれの世界へと行くための黄金の架け橋のよう。

 


■手びちが極上。これはフランス料理か、ニンニクが隠し味。嫌味のないコクのパンチをジャブ100回で繰り出してくるうう。


 

てびち。そーき。軟骨そーき。昆布。大根。人参。すべてに味がしみ込んでます。そしてこのお店の最大の特徴は、隠し味程度なのですが、にんにくが入っているのです。これが「こく」を最大限まで振り切らせています。ここのニンニクの使い方は面白い。普通なら「にんにく」ガツンと、ニンニクを前面に押し出し、「Theニンニク料理」と仕立てますが、和泉食堂さんは品がいい。このにんにくをあくまで脇役に据えるのです。ほのかな風味、濃厚なまでのコク。これはニンニク使いを極めた人でないと、できない芸当です。ミシュラン獲れるんじゃないか、と思うくらい、料理を知っています。すごい。素晴らしい!美味しい!

 

 


■数年前に金武町屋嘉から移転の「和泉食堂」。実はその当時も、よく通っていた沖縄食堂。沖縄そばも美味しい!


住まいが恩納村ということもあって、月に1回くらいは通ってました。海岸沿いにあって、当時はそば定食をよく食べていました。そばに、煮つけに、ちゃんぷる。お腹が、はちけんばかりのボリュームで、それはそれは満足の一品でした。屋嘉にあったときのお店です。そば定食は見てください!ボリュームたっぷり!!

 

 

国道329号沿い「後原」の交差点近く。「こしはら」と読みます。昔は「くしばる」と呼んでたみたいです。八重瀬町にも「後原」あります。こちらは「くしばる」と読みます。沖縄難解地名の1つとして有名。

お店の情報

店舗名:

和泉食堂

住所:

沖縄県沖縄市池原4-1-14

電話:

098-923-1503

URL:

https://